インドのスパイスを、
日本の食卓へ。 72年。
1954年に創業したアナンスパイス。
1987年に大阪・食の世界大会で金賞を受賞した「カレーブック」を生み、
いまは三代目・メタ・バラッツが家業を継いでいます。
店舗・工房写真
アナンスパイスとは
アナン株式会社(アナンスパイス)は、神奈川県鎌倉市・極楽寺に本拠を置く本格スパイス商です。創業から半世紀以上、北インド・グジャラート州にルーツを持つメタ家が、産地から仕入れた本物のスパイスを家族とともに一つずつ手で梱包し、日本の家庭の食卓へお届けしてきました。
1987年からは、スパイスだけでなく「家庭で作るカレーレシピ」を提案する活動をはじめます。スパイスとレシピをセットにした看板商品「カレーブック」は、全国の食料品店や百貨店で愛され続け、世代を越えて受け継がれる定番に。今では、商品の数々をこのアナンスパイス公式オンラインショップでも手にとっていただけるようになりました。
アナン株式会社の公式サイトへカレーブック、
金賞からはじまった看板商品
1987年の秋、大阪で開催された食の世界大会。創業者アナン・メタが率いるインド代表チームが、全11品目に提供した料理のうち「骨つきチキンカレー、インド人が考えた日本のカレー」が金賞を受賞しました。
受賞をきっかけに、商品化の話がいくつも持ち込まれました。レトルトや缶詰という選択肢もあったなか、アナンが選んだのは「日本にないものを届ける」という道。
日本にあるのは、自然・食材・水・塩・油。
ないのは「スパイス」と「作り方」。
その二つを一つにしたのがカレーブックです。
黄色い表紙を開くと、色彩豊かなスパイスが飛び込んでくる「食べられる本」。発売から約37年、全国の家庭の食卓で愛され続ける、私たちの看板商品です。
スパイスを受け継ぐ、メタ家三世代
旅好きの祖父、橋を架けた父、それを引き継ぐ息子。アナンスパイスは、グジャラート・ムンバイ・鎌倉を結ぶ家族の物語の上に立っています。
祖父
北インド・グジャラート州にルーツを持つメタ家。旅好きだった祖父の足跡が、後に息子アナンを日本へと導いていく。インドと日本を結ぶ縁の最初の糸を引いた人。
アナン・メタ
1950年ムンバイ生まれ。1958年に初来日、ムンバイで薬学を学んだのち、1970年代から日本でスパイス販売を開始。1987年には大阪で金賞を受賞し、看板商品「カレーブック」を生みだした。アナンスパイスの礎を築いた人物。
メタ・バラッツ
1984年鎌倉生まれ、現代表。インド・スイス・スペインで学び帰国。父の遺志を継ぎ、現代の家庭の食卓にスパイスの世界を翻訳する役割を担う。
私たちが大切にしていること
変わらないのは、スパイスへの誠実さ。今日もこの三つを軸に、商品を作り続けています。
香りを守る、オーダー後梱包
スパイスのいちばんの魅力は、その香り。注文をいただいてから一つひとつ手で梱包し、開封の瞬間に最高の香りが立ちのぼるよう仕立てています。
鎌倉・極楽寺の作業場で、家族と共に梱包。注文ごとの個別包装で香りの劣化を最小化。
産地と人への、敬意
南インドの市場、鎌倉の作業場、宮城・女川の港町、五島列島・小値賀島。土地と人の物語を知り、関係を続けることが、本当に良いものを届ける唯一の道だと信じています。
鳥羽・郡上・対馬・小値賀島など、各地の生産者と共同開発したスパイスミックス。HOTCHPOTCHERSでフードロス削減も。
敷居は低く、本物は深く
スパイス料理は、特別な日のためのものではありません。初めての方にも、毎日使う方にも。それぞれの台所に寄り添う商品とレシピを届けます。
スパイスとレシピをセットにした「カレーブック」41年。電子書籍「スパイスカレーユニバース」416レシピ・約3万人がダウンロード。
現代表 / メタ・バラッツ
商品の一つひとつ、レシピの一行ひとつまで、すべて彼の手と言葉で。
1984年鎌倉生まれ。南インド・ニルギリの全寮制高校 Good Shepherd International School(GSIS)を卒業後、スイス・ジュネーブの College du Leman でケンブリッジ大学のA Level を取得。さらにイギリス、スペインへと渡り、経営学と料理を学んで帰国した。
現在はアナン株式会社の代表として、商品開発・レシピ制作・スパイス配合のすべてを統括。地域の食材を活かした「鳥羽スパイス」「郡上スパイス」「対馬スパイス」「小値賀島ピーナッツカレー」など、各地とのコラボレーションも数多く手がけている。スパイスを「香りと記憶と物語」として伝える文体は、note の毎週月曜連載でも継続的に発信中。
- note「バラッツのノート。」毎週月曜更新(5年以上継続)
- スパイスカレーユニバース 416レシピの電子書籍(約3万人がダウンロード)
- 季節を楽しむスパイスの会 鎌倉アナン邸/月一・約7-8年継続
- つきいちスパイスカレー オンライン料理教室
- 尾道自由大学 スパイス講座
- 学びの庭ブリンジャル スパイス講座
- 鳥羽スパイス(三重)
- 郡上スパイス(岐阜)
- 対馬スパイス(長崎・ジビエ料理用)
- 小値賀島ピーナッツカレー(五島列島)
- HOTCHPOTCHERS(神奈川・ファームキャニング)
- TABILABO(カレーブック・ゴールデンミルク)
- 湘南スタイル(ムック本『湘南を買って帰りましょう』)
- その他テレビ・雑誌 多数
いま、進行中のプロジェクト
商品開発・教室・出版・拠点づくり——スパイスを介して、いま動いている仕事の数々。
KITCHEN STUDIO in MUMBAI
2025年、メタ家の故郷ムンバイに開設準備中の食の交差点。日本の発酵文化×インドのスパイスを融合させ、世界中の料理人や参加者が学び・発信し・新しい味を生み出す拠点を目指す。
note記事を読むスパイスカレーユニバース
10年近くかけて蓄積された416のスパイスレシピを一冊にまとめた約1,800ページの電子書籍。公開からまもなく約3万人に届けられ、レシピを「財産として循環させる」という思想を体現している。
note記事を読む季節を楽しむスパイスの会
鎌倉・極楽寺のアナン邸で第一金曜日に開催している、約7〜8年続く月一の料理教室。同じメンバーで重ねるうちに「料理同好会」のような場となり、毎回新しいレシピが生まれる。
note記事を読むスパイスカレービッグバン
「世界で1番簡単なスパイスカレー」をオンラインで一緒に作る料理教室。スパイスカレーユニバースを開くきっかけとして2025年に始動。誰かの「スパイスライフのビッグバン」を生むことを目指す。
note記事を読む日曜カレー劇場
看板商品「カレーブック」誕生から41年。受け継がれてきたカレーの物語を紡ぎ直すシリーズが、2025年1月にスタート。インド・日本・世界で交わり続けるカレーの未来を描いていく。
note記事を読むこれまでの代表的な取り組み
地域・農家・料理家との協働の中で生まれてきた、私たちの実績。
女川カレーProject
東日本大震災後、宮城県女川町に仲間と炊き出しに赴いたのをきっかけに発足。現地の雇用創出と観光資源開発を目指したプロジェクト。
移動チャイ屋
旬の野菜をテーマにした出張料理プロジェクト。各地でスパイス料理とチャイを振る舞い、音楽家を伴う「移動音楽チャイ屋」も展開。
小値賀島ピーナッツカレー
五島列島・小値賀島へ移住した溝端裕子さんとの協働。地域の落花生を活かしたカレーで、まちの社員食堂(鎌倉)では歴代最高の提供数を記録。
HOTCHPOTCHERS
(はたけのカレーペースト)
逗子のファームキャニングと組み、規格外の野菜を瓶詰めカレーペーストとして救うコラボユニット。フードロス削減と農家支援に取り組んだ。
メディア掲載
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アナンスパイスの歩み
インド・鎌倉・女川・小値賀島——スパイスを巡る旅は、いくつもの土地と人を繋いできました。
Foundation — 礎を築いた時代
創業者アナン・メタ、ムンバイに生まれる
北インド・グジャラート州にルーツを持つメタ家の長男として、商業の中心地ムンバイに誕生。
アナン、初めての来日
4歳で日本にやってきて4年間を過ごす。旅好きの祖父が引いた縁が、家族の運命を日本へと結びつけた。
アナン、日本でスパイス販売を始める
ムンバイで薬学を学んだのち再び日本へ。家業として、本格スパイスを家庭の食卓に届ける仕事をはじめる。
メタ・バラッツ、鎌倉に生まれる
スパイスの香りに包まれた家で、後の三代目代表となるバラッツが誕生。
Maturity — 看板商品が生まれた時代
大阪・食の世界大会で金賞、カレーブック誕生
アナン率いるインド代表チームが「骨つきチキンカレー、インド人が考えた日本のカレー」で金賞を受賞。商品化を経て、看板商品「カレーブック」が生まれる。
Modern Era — バラッツが拓く時代
「移動チャイ屋」、はじまる
旬の野菜をテーマにした出張料理プロジェクトが各地で展開。スパイス料理とチャイの体験を全国へ届ける。
女川カレーProject、立ち上げ
東日本大震災後、宮城県女川町への炊き出しをきっかけに、雇用と観光資源の創出を目指すプロジェクトが始まる。
小値賀島ピーナッツカレー、誕生
五島列島・小値賀島へ移住した溝端裕子さんとの協働で誕生。鎌倉「まちの社員食堂」では歴代最高の提供数を記録。
HOTCHPOTCHERS発足、はたけのカレーペースト
逗子のファームキャニングと組み、規格外の野菜を救うカレーペーストプロジェクトを開始。フードロス削減と農家支援に取り組む。
三代目バラッツが代表に
商品開発・レシピ制作・スパイス配合を統括しながら、父の遺志「ミレットの可能性」を「ミレットクラブ」として引き継ぐ。Webからアナンスパイスのスパイスとレシピを家庭の食卓へ。
アナンのスパイスを、はじめよう。
ご家庭の料理に、少しの香りと物語を添えて。

