10/9(水)に鎌倉、梶原にあるPOMPON PANTRYにて行われた
『鎌倉でスパイスカレー教室とスイーツを楽しむ会』!
当日参加した人の感想と様子をレポートします。
バラッツさんが料理教室で伝えたいこと。
この料理教室で伝えたいことは、
「レシピ通りにカレーを作ってください」とか
「スパイスを使う時には量をきちんと計ってください」 ではありません。
むしろそういうことはどうでもよい。
大切なのはどのタイミングで、何のスパイスを入れるか。
それで全体感がつかめます。
参加された皆さんの感想は・・・
「バラッツさん見ていると、結構スパイスは目分量で入れていてびっくりしました。」
「スパイスから作るカレーがカセットコンロで出来ちゃうんだ、しかもフライパン1つ!ということにビックリしました!」
「バラッツさんのカレー、本当においしかった。塩の入れ方がわからなかったが、あんなに思い切って入れたらいいと分かって良かった。」
「バラッツさんのキッチンを見ている感じで楽しかったです。ショウガもあれぐらい大きくていいんだとか、フライパンは洗わずにそのまま使っていいんだとか。自分でも作れそうだと思いました。」
「初めてスパイスからカレーを作るのを見た。ほんとに簡単なんだなと。」
「この教室で、本とかではわからない工程が分かってよかった。」
という皆さんの意見でした。
今回バラッツさんが作ったレシピ
- 「世界で1番わかりやすい、スパイスを使ったチキンカレー」
※アレンジしています。 - 「きのこのサンバル」
- 「ポテトマサラ」
- 「トマトのアチャール」
- 「玉ねぎのアチャール」
- 「ライタ」
立道さんが作ったデザートは
- 「サフランターメリックの牛乳プリン」
- 「6種類のスパイスを使ったチーズケーキ」
ここでは当日の「世界で1番わかりやすい、スパイスを使ったチキンカレー」の様子をご紹介します。
スパイスの種類は約130種類ぐらいあると言われているんですね。
でもその内の基本のスパイスだけを覚えていれば、かなりの料理が作れるんです。
和食で使う味噌や醤油には塩が入っています。だから味がする。
スパイスは「味」ではなく「香り」。
なのでスパイスをいくら入れても味にはなりません。
よくある失敗の「味が足りない」という時は塩が足りてないんです。
スパイスと塩の組み合わせで、味と香りを作っていくんですね。
では実際に始めていきましょう。
「世界で1番わかりやすい、スパイスを使ったチキンカレー」 です。
まず玉ねぎを切ります。
フライパンは厚めがいいです。
温めたフライパンに油を入れ、クミンシードを入れます。
シュワシュワしたら玉ねぎを入れます。
日本のカレーとインドカレーでは玉ねぎの役割が違います。
インドカレーでは玉ねぎは具材ではなくて、ソースになること。
玉ねぎを焼くことによって、水分を飛ばしているんです。
日本のカレーでは玉ねぎは具材なので、大きく切って弱火で炒めますね。
次ににんにく、ショウガを入れます。
これは生なので、 すぐに香りが立ちます。
炒めるとこの香りが落ち着く。それがトマトを入れる合図です。
トマトはさいの目に切っておきます。
玉ねぎと同じぐらいの分量です。
トマトがなかったらトマト缶でもOK。
味が濃いので玉ねぎの半分程度。
次にパクチーを入れます。
この根っこがおいしい。
いれちゃいましょう。
細かく刻むと、香りが引き立ちます。
トマトの水分が飛ぶと、カレーペーストの出来上がりです。
次にパウダースパイスを加えます。
ターメリックは苦みが強いので量は少なめ。
コリアンダーは香りをつけるため。ターメリックの3~4倍まで大丈夫です。
レッドペッパーは辛さ。
ターメリックと同量ぐらいで中辛です。お好みで調整して下さい。
スパイスの量って難しく思われがちですが、大切なことだけ覚えれば大丈夫。
例えばコリアンダーは量が変わってもそこまで影響ないです。
ですがターメリックやレッドペッパーは大きく苦みや辛みが変わる。
あとしっかりと塩を入れて味付けをしましょう。
次はとり肉。
むねでも、ささみでも作れます。
その後、全体がつかるまで水をいれます。
一煮立ちしたらココナッツミルクを。
余ったら冷凍しておくとよいです。
最後に刻んだパクチー。
味見してもし塩が足りないようだったらここで加えてください。
これで完成!
それでは食べてみましょう!
POMPON PANTRYからPOMPON CAKESへと移動すると、立道さんがきれいに食卓を作ってくれていました。
みんなで協力して配膳します。
器はバラッツさんの実家から持ってきた、本格的なカレー用のお皿です。
最終的には1プレートに5品の豪華なランチになりました!
食後には立道さんの作った、スパイスを使ったスイーツ!
牛乳プリンはサフランとターメリックを。
インドのお菓子「シュリカンド」をイメージして作ったとの事。
ケーキはクローブ、カルダモン、オールスパイス、シナモン、ジンジャー、ホールスパイスを使ったチーズケーキ。
バラッツさんのいれてくれたレモングラスのミントチャイと抜群の組み合わせです!!
という事でイベントも14:00には終わり、皆さん満足して帰られたようです。
第1回目はバラッツさんがインドのお菓子を紹介し、 立道さんがそれをヒントにオリジナルケーキを開発しました。
『鎌倉のケーキ屋さん、スパイスを学ぶ。第1話』
『鎌倉のケーキ屋さん、スパイスを学ぶ。第2話』
『鎌倉のケーキ屋さん、スパイスを学ぶ。第3話』
『鎌倉のケーキ屋さん、スパイスを学ぶ。第4話』
立道さんはその時からカレー&ケーキの相性はいいので、定期的にイベントにしたいと思っていたようです。
「アナンのスパイスはPOMPON CAKESで使っているし、POMPON PANTRYではスパイスの量り売りもしてる。」
「また自分を含めたスタッフの多くがスパイスをもっと深く勉強してみようと思っていました。」
お菓子も作りたい!という意見も伺いました。
次回はまた違った形のカレー&ケーキの組み合わせ企画をやりたいと思います。お楽しみに。